実質年利10%で30万円を借りて、一ヵ月後から毎月3万円を定額で返済するといったケースを想定すると・・・(毎月定額返済という場合なので、利息は3万円に含まれるケース)
@30万円借りた場合の1ヵ月後の利息
30万円×10% ÷365(日)×30(日)=2,465円(30日分の利息)
A元金返済分
3万円(返済額)-2,465円(上記の30日分の利息)=27,535円(元金返済)
つまり、最初の月の支払い3万円のうち、27,535円が元金返済で、残りが利息返済ということになります。
次月の返済のときは残額を基準に同様の計算をします。
借入残高:30万円−27,535円=272,465円
@272,465円の1ヶ月の利息
272,465×10%÷365(日)×30(日)=2,239円(30日分の利息です)
A元金返済分
3万円(返済額)-2,239円(上記の30日分の利息)=27,761円(元金返済)
ということで、3万円の支払いのうち、27,761円が元金返済で、残りが利息返済となります。
このように、返済が進むにつれて返済総額に占める元金部分の割合が増えていく方式を元利均等返済といいます。
これ以外にも、毎月きまった元金プラス利息分を返済する元金均等返済の方法も一般的です。例えば、毎月元金1万円と日割りの利息の合計額を毎月支払うというようなケースでは、支払額は毎月変わります。
中には、利息分だけ返済をすれば元金はいくら返済しても自由というような方法もあります。
|